では、次にRDP（リモートデスクトップ）の設定に行きましょう。
【注意】 android12ではL2TP/IPsecを使った、以下の方法でのVPNは出来ません。OSのバージョンが上がるのを待ちましょう。(23/02/10追記)
【詳細設定と情報】を選びます。
一番上に「基本接続の詳細な設定」があるので、これをクリックします。
すると、
先程プロバイダー設定をしたところが一覧に表示されます。この「設定」を押します。
画面下の方にある「静的IPマスカレード関連」の「追加」を押してください。
※これは設定後の画像です。こんなふうにしたい、という画像になっています。
ここで、
リモートデスクトップを使うためには3389番ポートを使います。同時にリモートデスクトップするパソコンのIPアドレスを登録します。
もちろんパソコン側のIPアドレスはご自宅のネットワークのワークグループのセグメントを考えながら、192.168.100.101のような数値の固定IPアドレスにしてください。
（※ここで「パソコンの固定IP？ どう設定するの？」「セグメントって何？」という人は、まだリモートデスクトップの設定ができる段階とは言えません。まずは「固定IPアドレス」で検索して経験値を上げましょう）
ヒントとしては、windows画面左下のwindowsボタンを右クリック＞設定＞ネットワークとインターネット＞イーサネット＞ネットワーク（接続済み）＞IP設定＞編集 をクリック。
その画面がこちら。
ネットワークプロファイルは「プライベート」、IPアドレスは192.168.100.101を例として挙げました。
通常はルーターが自動的にすべての端末にIPアドレスを振ってくれるのですが、自分が決めたIPアドレスに「手動」で設定したものを「固定IPアドレス」と言います。
マシンを起動するたびに自分のPCのIPが変わってしまうとリモートデスクトップは面倒なので、リモートデスクトップをしたいPCのIPアドレスを「手動」で指定（固定）するわけです。そうすれば電源をいつ入れても特定のIPアドレスと通信できるわけです。
ゲートウェイと優先DNSはNVR500のIPアドレス（NVR500の工場出荷時は192.168.100.1）にすればOKです。
では、モバイル端末やスマホ側の設定をしましょう。まずはネットボランチを使わない通常のリモートデスクトップから参ります。
App storeやplayストアで「RD Client」をダウンロードしましょう。ここでは例としてipadを使います。
これをクリックしてRD Clientを実行します。
※以下、画面が私の場合と違う場合があります。
この画像は私のリモートデスクトップ画面が3枚ありますが、そこはスルーして、右上の「＋」を押して「PCの追加」を選んでください。
すると
「PC名」と「ユーザーアカウント」を登録します。他のところはいじらなくてOKです。
PC名は上で決めた固定IPアドレス（例として192.168.100.101でしたよね）を入れます。
ユーザーアカウントはwindows10に入るときのIDとパスワードを入れてください。（pinの４桁ではだめです）
だってリモートデスクトップとはいえ、windowsPCに入るんだからwin10のIDとパスが必要ですよね。
※windows10でID・パスワードなしでログインしている人はwindows10に入る際のID・パスワードをきちんと設定しましょう。そうしないとRDPでログインできないので注意。
で、こんなふうになればOKです。
ここまでで1つもミスがなければリモートデスクトップが起動します。
次はネットボランチを使ったリモートデスクトップです。
「PCの追加」を選びます。
先程192.168.100.101と打ち込んだところをネットボランチDNSアドレスを入れるだけです。
VPN接続に成功している人なら簡単です。
ユーザーアカウントを設定中に以下の画面に出会うことがあります。
ログインするたびに確認が必要なら一番上ですが、通常は先程設定したログインIDにチェックを入れます。特に理由がない限り、ユーザーアカウントを追加する必要はありません。
これで接続すると
リモートデスクトップの完了です！
お疲れさまでした。