先日ご紹介したaudio-technicaのマイク付きイヤホン ATH-CK330i は2060円とコスパ最強でした。有線モデルですが、楽器に繋ぐには必須です。
でも、やっぱり有線だとちょっと邪魔なときがありますよね。
そこで、ヨドバシカメラ秋葉原店で売られている150個以上のヘッドホン・イヤホンを試聴しまくって、プロ仕様のSONY MDR-CD900STに近いマイク付きイヤホンを探したとき、同時にBluetoothイヤホンも探しておりました。
私だけかもしれませんが、イヤホンは体調によって聞こえ方が違います。また、深く耳に差し込む・浅く差し込むかで音色が変わってきます。そういうことも考慮して慎重に１台１台チェックしていきます。
で、今回も「私が好きな音の出るイヤホン」を探すのではなく、「プロ用MDR-CD900STに準じた音質のもの」に絞ります。
「ノイズキャンセル機能は特に求めない」「マイク付きイヤホン」「apt-X、apt-XLL(Low Latency)に対応した高音質のイヤホン」「完全リモートではなく、一部有線タイプのイヤホン」「1万円程度」に焦点を当てて探した中で、最もSONY MDR-CD900STに近いものがこれでした。
Sennheiser CX-350BTです。ヨドバシカメラなら12,800円。（実際はネットで中古を買いましたが）
完全ワイヤレスにしようか悩みましたが、片方をなくすリスクが高いかもなあと思ったこと、また、店員さんに頼んでショーケースの中の完全ワイヤレスイヤホンを片っ端から試聴する（しかも30種類ぐらいある）のは恥知らずだと思い、自分の耳で実際に選んだのがこれです。
MDR-CD900ST同様、高域から低域まで幅広く鳴り、高域が出過ぎる・低音が出過ぎるなどのアンバランス感もありません。
それを含めてもまさにSennheiser、音の作り込みが見事だと思いました。特にこの機種は透き通った音がしました。
しかもスマホアプリをダウンロードすれば、グラフィックイコライザーが付いていて、低域・中域・高域を調整することが出来ます。
そうか、Bluetoothイヤホンの音質バランスが変だな、というときはアプリで調整できるのか…と購入してから気づきました。
このBluetooth版は高音質のapt-X（アンドロイドスマホのみ）に対応しているので音質は最高です。また、apt-XLLにも対応しているので、遅延問題もほぼ解消されています。
グラフィックイコライザーで調整できますが、それほど低音や高音が強調できるわけではありません。低音がバンバンに出ないと嫌だ！という人は違うイヤホンをおすすめします。
電池を結ぶケーブルもこんな感じで使えば
電池部分もそんなに邪魔にはならないです。完全ワイヤレスと違って、ちょっと片耳だけ外したい、ということができるので、完全ワイヤレスとは違った使い方ができます。
最近のイヤホンは一昔前のヘッドホンよりも安くていい音がすることが多いです。まあ、イヤホンとヘッドホンは音質の方向性が違うので一概に比較できませんが、少なくともイヤホンの性能は非常に上がっていると思います。
最近、完全Bluetoothヘッドフォンを15種類ぐらい聞き込みチェックしていますが、このCX-350BTに並ぶものは少ないです。意外と素直な音が出るイヤホンは少ないです。
いやいや、いいイヤホンは絞り込むのは大変ですホント。