今まで使っていたHuawei P10が無駄に成長していました。
ある日、液晶に圧迫痕のようなものが出てきて、あれーなんでかなー液晶の表面を強く押しちゃったかなーと思っていたら、だんだん上蓋が浮いてきて、スマホの本体と液晶の隙間に亀裂が入ってきました。
その後も、年頃の男子の妄想や女子の胸のようにずっと膨らみ続け、周りのみんなもヨドバシ店員も「危険っすね」と言ったぐらいに膨らんでいました。
で、USB-Cの脇にあるネジを二つ取った瞬間にボンッといってこの形になりました。
この膨らみは内蔵バッテリーの劣化が原因だという予想がつくのですが、とにかくはち切れそうなぐらいの状態で、いつ発火・爆発するかわかりません。
そこで、以前にiphone6を分解したように、このhuawei P10も分解してみようと思います。
この機種も防水加工のための強力テープが貼られていて、簡単には上蓋を剥がすことができないはずなのですが、こんなふうに上下に割れ目が出来ていたので容易に分解することが出来ました。
バッテリーの部分がもっこりと膨らんでいます。これは危険です。通常の厚さの2倍はあります。
で、ここに溜まっているのは液体なのか気体なのかが気になるところですが、プニプニする感触からして気体が溜まっているような気がします。
リチウムイオン電池がどういう物質で構成されているのかわかりませんが、基本的に燃料電池（陽極に銅板、陰極に亜鉛板、満たす液体は塩酸）は陽極から水素が発生すると中学校でもやっているので、ここに溜まっている気体も水素かなーと。
もし水素が充満していたら、電池内の漏電がきっかけで水素と酸素が反応して発火し、電池全体が激しく爆発することになる、というイメージです。だから、このもっこり部分にカッターの刃を差し込めば水素が抜けてくれるんじゃないか、というのが私の想像です。
カッターの刃を入れた瞬間に「ぷしゅ」という気体が逃げる音がして一気に電池がしぼんでいきました。液体が出ることはありません。
私の直感は「発生する水素さえ抜ける状態にあれば、スマホは爆発することはないんじゃね？」というものですが、私の知識程度では危険すぎます。
Huawei P10を分解する前に新しいスマホを買っておきましたが、「あれ？ 普通に充電できちゃうし、爆発の原因になる水素も抜けたし、新しいのを買ったの意味なくね？」と思ったり…いや、思っていません！ いつ爆発して家が火事になるかわからないので、電池の小細工は真似しないでくださいね。