1992年～2000年頃（全然覚えてない）に作ったストリートファイターⅡの RYUのテーマです。
割とオリジナルに近い音を選んで作っていますが、流石に拍子木などのパーカッションを再現することはできず、お蔵入りさせていたBGMを公開してみます。
ちょっとイメージと離れていたらすみません。当時も今も、拍子木や鼓の音を持ってるシンセやドラムマシンはなかなかないような気がします。
1990年発売（約年前）のYAMAHAのSY-22で制作しました。これでも当時定価が11万円。当時のシンセは1割しか弾いてくれなかったので約10万円で販売されていました（確か、ソフマップか元Laox楽器館のどっちかで値引き交渉をして失敗ｗ）。
高くて買えないなあと思って半年待っていたら中古が出たので8～9万円で買った気がします。
データはKAWAIのQ-80というシーケンサーに入力しています。音符を記憶させる装置で当時の定価は69,800円でした。
ピアノも弾けない素人が曲を作るだけなのに18万円ってどういうこと？という世界でした。
SY-22は音色を1から作ることができず、予め用意されたサンプリング音のAWM音源と、簡単なFM音源を1組（この場合は最大16音ポリフォニック）、または2組（最大8音ポリフォニックに減少）を合わせることぐらいしか出来ないシンセサイザーでした。
だから音数の制限も考慮しながら作成しなければなりません。音数を考えないで曲を作ると、ドラムのクラッシュ・シンバルが途切れ途切れになるなど、そういった意味では1990年代初期の廉価シンセの諸事情がありました。
もちろん、カットオフやレゾナンスなんて言う素敵な機能はなかったような気がしますが、CDからは到底出せない生音の太さにワクワクしていたことを思い出します。
※コナミのトライゴンのBGMのアレンジ版を聞いてみたい方はこちら。