私の将棋の知識は駒の動かし方だけなので、子供の頃からほとんどプレイしたことがなかったのですが、 flash将棋ゲームとして人気を博した「ハム将棋」で少し練習を積んでみたら、
美濃囲いも矢倉囲いも知らない私が、たまーに平手で勝てるようになりました。
※2020年にflashのサポートが終了したので、もうプレイできません。残念。
こちらは特に穴熊などの陣形を組まずに棒銀（銀1枚でグイグイ進むこと）で一気に攻めていき、相手の金銀桂を奪って43手で投了させた図です。
基本を知らないのでいつもコンスタントに勝てるわけではありませんが、自己流の囲いを作って防御しながら試行錯誤するのは確かに楽しいです。
その程度の将棋のルールしか知らない私による、斜め上すぎる新しい囲いを考えてみます。
もちろん相手のコマを取るのもありです。
『浮気報道囲い』
浮気をした王将くんは週刊文春を筆頭とするマスコミ関係者と世間の目に囲まれているのが特徴です。
赤いエリアが王将エリアで、青いエリアが玉将エリアです。
相手の王将くんは１九玉、１八玉しか動けません。浮気は刑事罰じゃないのに、犯罪者扱いに等しい囲いっぷりがポイントです。
『なると囲い』
そりゃもう眼が回りそうな囲いです。
王将は２三玉と侵入して敵の内部に攻めていきたいところですが、２九竜が強すぎる上に、全体的に攻撃力も高くて近づけないのが強みです。
この強い囲いはラーメンの具材や鳴門海峡の渦潮、左巻きまいまいでも見ることが出来ます。
『スペースインベーダー囲い』
スペースインベーダーといえば、1978年（今から年前）のタイトーの代表作。
この攻防を将棋に応用した囲いです。
玉将は金の球を打って相手の玉を狙います。まさに「シューティング将棋」。
『お前はもう完全に包囲されている囲い』
相手の王将くんは何かやらかしたのでしょう。
完全に包囲されています。
警察の階級で例えると、【歩】が巡査としたら、【と金】が巡査長、【成香】が巡査部長、【成桂】が警部補、【成銀】が警部、 それ以外がキャリア組の警視、警視正、警視長…という設定です。
※警視以上のキャリア組は事件現場に行くことはほぼないけども。
『ダンジョン囲い』
ぱっと見ると単なる迷路状の囲いに見えますが、行き止まりもあるため相手玉にたどり着くまでにかなりのHPが必要です。
スライムやゴブリン（小鬼）、トロル（巨人）、メデューサ、バンパイヤやリザードマンなどがわちゃわちゃいて相手玉まで行く前にHPが尽きそうです。
これがRPGならクソゲー確定です。
『ガチンコ勝負囲い』
周りを完全に囲まれているので、相手の王将さんは逃げることができません。
もうタイマン勝負必須の囲いです。
これを見た評論家が吉野家の牛丼を食べながらこう解説しています。
「将棋ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。盤面にいる【大盛り玉】と【大盛りねぎだく玉】とでいつ喧嘩が始まってもおかしくない、指すか指されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか」
続きは来月ｗ