HANAYAMAのパズルには面白いものがたくさんありますが、今回は「Cast Spiral」です。
ジグソーパズルのような形が5個あり、それぞれの金属が絶妙な関係でつながっています。
どんなパズルかよくわからないので、パーツを1つ選んで引っ張ってみると
それぞれつながっていて
更に引っ張ると
というように、螺旋階段みたいな形になります。きれいな形ですよね。これが意外や意外。外れる気配がありません。
このキャストスパイラルは「一見外すことが不可能なジグソーパズル。それなのに必ず5ピースに分解できる。一度バラバラにできたとしても、それを元通りに戻すのもまた地獄」と書かれています。
話によると
外す難易度…★２つ
組み立てる…★５つ
というぐらい、組み立てるのは難しいらしいです。
それぞれのパーツは凸の部分と凹の部分があり、凸のほうは下からのみブロックが入り、凹の部分は上からのみ入る…というように挿入する方向が決まっています。
凹と凸にはそれぞれ相性があるので、はまらない組み合わせもあります。それに注意しながらそれぞれを組み立てていきます。
ここまでならたったの30秒でできます。
ところが、最後の１つが入らないのです。
ところで、このパズルを解いてほしいと頼まれた時に、私はばらばらの状態で渡されました。
バラす方法がわかれば元に戻す方法が予測できるのですが、バラバラに渡されると完成図が見えません。
というのも、凸の部分は上からのみ挿入可能で、凹の部分は下からのみ挿入可能ですから、それらを同時にやろうとすると矛盾が発生します。
文章では難しいのですが、要するに１つの部品を「上方と下方から同時に差し込む」という作業をしなければなりません。
しかも、４つのパーツがしっかりと手をつなぎ合っているので、隙間なんて殆どありません。
なのに、残りの１つのパーツを「上方向から差し込みつつ、同時に下からも差し込む」わけです。（伝わるかなあ？）
うーむ。上から下から同時に差し込む方法…。
そんな方法があるの？
ありました笑
確かに上と下から同時に差し込む方法がありました。すごいよこのパズル。作った人天才だよ…
どうやってやるの？といわれても種明かしになってしまうので説明はサボりますが、「上と下から同時に差し込む」というテクニックがあるんです。
さすがパズルのHANAYAMA。素敵な挑戦状を叩きつけてくれますね。
ここで解法を説明してしまうのはもったいないので、あえて解法は載せないでおきます。それに、2006年の時と違って、今はググれば解法はたくさんヒットすると思いますから。
※これは2006年3月18日にflash動画としてupしていましたが、改めて作り直したものです。